2022 第4戦

メーターオーバー

2022年11月08日 22:59

 11月2日~5日で恒例の男女遠征に相方と行ってきました。
 今回は21時出船とのことですが、前回も21時には積込み完了してたんで、早めに港に到着して待ってました。案の定20時30分には全員集合完了で積込みもパパッと済んで、サッサと出船です。最初の頃は23時出船やったけど、どんどん早くなってますね。アジカみたいです。


 今回は少人数12人での釣行で、3日の夜には北からの強風で北、西磯はの予定だったんで、初日の夜までが勝負です。
 男女に到着し、底物師のみなさんが順番に降りていきます。オレらは前年秋の爆釣と人数から「重箱」を予想してましたが、山口瀬に船付けする時に大量のサンマらしきベイトが跳ねまわります。それを見て船長が「ルアー行って」って事で急遽、山口瀬に上がることになりました。


 ここは、前にも上がったことはあるけど、何せやりにくい釣座が狭いうえに、ほぼ前下がりの磯で泊まりはムリな感じです。
 何はともあれ、上磯したので頑張ります。今回は2時頃の暗いうちに上がったので、クエ釣りからスタートします。「明るくなるまでの3時間程で釣れたらなぁ。」と思い始めると、ものの1時間もしないウチにHIT。ヒキからクエを確信します。


 いとも簡単に釣れてしまったんで「今回は楽勝やで」と写真撮影し、計量しようとしたときにクエの最後の反撃で暴れます。するとフックが外れてクエがスルスル滑っていき海に帰って行きました。アララララ・・・。「まぁいいでしょ、どうせすぐ釣れるし。」と切り替えて再開すると、今度はさっきのクエよりいいアタリがあるもラインを切られ上げることができず、結局クエは獲れませんでした。


 辺りが明るくなりだして、ルアーを投げますが、船付けの時のベイトはどこへやら、全然アタリはありません。朝マズメには何も起こらず、陽が昇った8時頃にボケーっとルアーを引いていると磯際でヒラマサがHIT!!7、80cmくらいの体高のある魚体が見えます。目の前でのHITだったので、ゴリ巻きで引き寄せ、そのまま引き抜きで磯へ上げます。「1匹目GET~!」と思ったのも束の間、上げた瞬間にフックが外れ、またしても魚はピチピチしながら海へ帰っていきました。「何なん???」さすがに2回目はショックです。と同時にイヤ~な予感がします。おそらく相方も同じ予感がしたハズ・・・。結局、ここではノーフィッシュで瀬変わりします。

 次の磯は「黒崎」。ここは瀬戸の入り口で前回も上がって、相方がカンパチ、オレがキメジGETした磯なので期待が持てます。
 この頃から北風が強くなりだしルアーのキャストに影響が出ますが、まだできます。期待を込めてルアーを投げますが、「潮が止まってる・・・」何回か海面にバシャっと出ますがハリに乗りません。相方がスマの1Kg程を1匹釣りますが続きません。昼過ぎには1mを超える大マサが40~50匹の大群で磯際を通りますが、ルアーには無反応。どこかへ行ってしまいました。


 4時頃の瀬替えの時には、かなりの強風で西磯はもう上がれません。東磯へ回ると、既に「ひりゅう」が停泊しており、「えっ、ひりゅうおるん?」と驚きます。というのも、この後アジカが到着する予定で、北、西磯がダメとなると上がる磯がなくなります。
 予想通り、上がれる磯はひりゅうが上がっており。オレらは「シケシラズ」の横のエラい傾斜の磯。「ここ寝れるんか?」っていうくらいのエラい傾斜です。磯にペグを打ち込みテント、コットを設定し、何とか寝床を準備し、暗くなるまでの間にルアーを投げます。
 しばらく投げるもアタリはなく、夕マズメも終わりに近づいた時にオレのルアーにBIGバイト!!!見るからにデカい魚体がギラっと見えます。激しい水飛沫を上げて、周囲は波紋と泡でルアーを見失います!!次の瞬間に来るであろう、強烈な締め込みに備えて態勢を取ります。が、来ない。来ないのか?なぜに???海を見るとルアーがプカプカ浮いてます。まさかの空振り。超激しいバイトなのに空振り。「どーゆーこと??これで食えんかったら、あのヒラマサは一体何が食えるんじゃ???」と腹の立つやら、悔しいやら。それから相方と2人でルアーを投げ倒しますが、殺気がこもって全然ダメでした。
 晩メシをさっさと済ませて夜のクエ釣りを開始します。しばらくはウツボの猛攻を受けますが、やっぱりクエは釣れました。


 今度はタモで掬って、しっかりキャッチ。4Kg程の小クエです。家で食べるのにいいサイズです。あと2~3匹釣ろうかと思いますが、後が続かず下げ潮になり水位がどんどん下がるので寝ることにします。
 少し早めに起きてクエ釣りを再開しますがアタリは無く、朝7時30分頃に磯替えです。しかし、前日からの強風とひりゅう、アジカとの磯の取り合いで上がれる磯もなく、結局「真浦の1番」に上がります。東側が沖になっておりキハダの可能性はあるものの、何せ釣座が狭い!畳2枚分くらいしかない。どう考えても2人では狭いし、ルアーマンの上がる磯でもない。苦しい状況ながら釣りをするも、やっぱりアタリはなく夕方に磯替えの時間になります。が、ここで事件が


 船が向かって右から近づいてきますが、風に煽られて船が流され舳先が安定しません。一旦磯付けしようとしますが左に流され、後退したあと前進で付けますが、今度は潮で押されて右に流れます。「なんか危ないな」と思っていたところで船が舳先を磯に押し当てます。が、ここで舳先は磯から外れ磯に突き出してきました。その時、磯際には相方が立っており「バキっ!!」という音と共に相方が舳先で轢かれました。
 相方の「痛っ」とい声とともに船は後退し、舳先は海に戻りますが、相方は足を抑えており、タックルバックは海に流れます。
 幸い、相方の足はタックルバックがあったおかげか大事には至らず、海に流れたタックルバックは多少、割れただけで船のポーターさんが取ってくれたので、無事で済みましたが、少し違ったら大事故になるとこでした。
 海の状況にもよりますが、瀬付け時は余裕のある距離を保って横着せずに注意しなければ。今回は相方が荷物の移動を最小限にしようと前に出すぎでした。


 夜の磯に瀬替えしますが、またしても磯がなく、上がったのはおそらく「八女瀬」かその周辺。ルアーをするにもクエを釣るにも、あまり向いてないように見えますが、もうしょうがありません。しかも、夕方になってアジカがもう一隻来る始末。明日は4隻になりました、もうどうにもなりません。
 この頃にはかなりの強風になっており、テントを設営しようとするも、風に持っていかれて張ることができません。数秒に一回くる突風は体ごと持っていかれそうです。テントを張るのを諦めて、岩の間になんとかコットを置き、ブルーシートにくるまって寝ることにします。
 寝床を探すのに手間取ったのと、あまりの強風、下げ潮と条件が悪かったんで、この日は先に寝ることにします。


 日が変わる0時頃に起床し、期待薄ながらクエ釣りを開始することに。風は少し収まった気はしますが、場所的に釣れなさそうしかし、しかし、やってみないと分からないもので、ものの1時間程で6kg程のまぁまぁサイズをGET


 この後、相方もGETし、オレにも2回アタリがありますが、さっきのサイズよりもいいアタリで止めることができずラインブレイク。獲れたのは2人で2匹ですが、アタリは5~6回あり、ここが一番良かったです。

 朝になって最後の磯替えで、「ノコギリ」にあがります。


 ここは、前週の釣行で20Kgのヒラマサが釣れた場所で雰囲気はあります。が、出ない。全然出ない潮が悪い、条件が悪いといってしまえばそれまでですが、残念すぎる。だいたい前回の隠岐釣行からBIGバイトの空振りが多すぎる。なんかジャークが悪いんかなと思う。食わせの間の取り方が悪い?またまた練習の材料が増えました。
 結局、ここでも魚を釣ることはできず、今回の釣行は終了となりました。釣果は2人でクエ4匹、スマ1匹の貧果です。これが底物師ならいいんでしょうけど、一応ルアーマンなので、キハダか青物がないとダメです。それとクエ釣りでちょこっと思うことが。
 オレらのなんちゃってクエ釣りは本格の底物師より打率がいいように思います。理由は釣り方の違いで落とし込みとキャスティングの差かなと。
 底物師の人達はアンカーを据えて、本格の竿、リールで竿の真下に魚を誘い出して釣ります。この仕掛けは大型でもおそらく獲れますが、数が出ない。オレらはルアーロッドでポイントに投げ込むので数が出やすい、反面大型が獲れない。15kgくらいが限界かと思います。
 あくまで個人的見解ですが。自分的には家で捌くのも10kgが限度なので、このままで満足です。
 何はともあれ、今回の釣行が終了となり男女群島をあとにしました。


 帰りは車でボチボチ帰りますが、今回も運転は相当ヤバかったです。高速道路50kmくらいで走ったり、フラついたり。そのうち大事故になりそうなので、いい加減、一泊してから帰ろうと思います。帰ってからは地獄に片付けです。今回は強風で潮まみれなので大変です。6時間もかかってしまいました。


 今年は男女2回、隠岐2回の釣行で未だヒラマサゼロ。相当ヤバい。なんとか今年中にヒラマサを釣らねば。。。。

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